翻訳と辞書
Words near each other
・ scyllac
・ SCYTHE
・ scythe
・ SD
・ Sd
・ SD card slot
・ SD CLUB
・ SD curve
・ SD factor
・ Sd Kfz
・ Sd Kfz 10
・ Sd Kfz 11
・ Sd Kfz 221
・ Sd Kfz 222
・ Sd Kfz 223
・ Sd Kfz 231
・ Sd kfz 231
・ Sd Kfz 231 (6-Rad)
・ Sd Kfz 232
・ Sd Kfz 232 (6-Rad)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Sd Kfz 10 : ウィキペディア日本語版
Sd Kfz 10[ 1]

Sd.Kfz.10(または 1t 軽牽引車、''Leichter Zugkraftwagen 1t''、leZgkw.1tと略す)は、第二次世界大戦中、ドイツ軍で広く使われたハーフトラック形式の牽引車である。牽引能力は 1t で、ドイツのハーフトラックのなかでは、(特殊な形態のケッテンクラートを除き)最も小型の車輌であった。
== 概説 ==
Sd.Kfz.10は、1932年にドイツの兵器局第6課が各メーカーに指示した軍用半装軌車の開発要求に従って開発された。
一連の開発要求のうち、最小の1tハーフトラックの開発を請けたのはデマーク社(DEMAG、Deutsche Maschinenfabrik AG)で、同社は最初の原型車両を1934年に作り上げた。その後、数種の試作車両を経て、1937年の D6 型である程度の完成を見たが、主量産型となったのは、次のデマークD7型である。これにSd.Kfz.10の制式名称(特殊車輌番号)が与えられ、1938年もしくは1939年から1944年まで生産された。
生産数は約25000輌とされるが、この数字には本車を元に開発された軽装甲兵員輸送車 Sd.Kfz.250用の短型シャーシ7500輌分が含まれる。これは大戦中にドイツで生産された車輌の中でも、最も多いものの一つである。生産はデマーク社のほか、アドラー、ビュシング-NAG、ザウラー、マシニッシェ、ヴェルケ・コットブス、NMHでも行われた。
Sd.Kfz.10の主用途は、FlaK 30対空機関砲や7.5 cm leIG 18軽歩兵砲、またその後採用されたFlaK38対空機関砲や5 cm PaK 38対戦車砲、28/32cmネーベルヴェルファー41などの比較的小型の砲(大戦中期以降は少々オーバーワークではあるが、7.5 cm PaK 40対戦車や30cmネーベルヴェルファー42を牽引している例もある)、およびその弾薬トレーラーの牽引であった。また、本車は2名の乗員のほかに6名の兵員用の座席を備えていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Sd Kfz 10」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.